アジアの片隅のちっぽけな街、仙台から発信するトニーモンタナの魂の雄叫び。いつか夜の雨が降り出した淋しき街で、言葉に託した熱くたえなるロックンロールを届けます。横道に逸れる者を嘲笑うじゃなく明日、今日よりも少し前に進めれば・・・。
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宮城県出身の若松孝二監督作品「実録 連合赤軍」を観た。以前WOWOWから録りだめしておいた中の1本だ。じっくり見たいと思っていたのでなかなか見なかった。イデオロギーは別として自分の中でもあの時代が幼心に鮮明に心に焼き付いているので大事にしたかった。仙台駅前や近所の東北大学構内でしばしば行われていたデモは今でもたまに思い出す。

日本赤軍の黒幕と言われた若松監督。彼が撮るとどうなるのかも楽しみだった。

内容はリアルそのもの。永田洋子や森常夫は無機質の中に人間の嫌な部分が上手に描かれていたり、M作戦や山岳キャンプ等忠実に再現されているようで、成程とうならされた。

配役もさらぎ徳二役の佐野史郎、遠山美枝子役の坂井真紀ぐらいしか知らないなと思いきや全員がオーデションで選ばれたらしい。監督の盟友、原田芳雄がナレーションだ。
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かつて理想を実現させるため、日本を変える為蜂起した集団は、合法ではなく非合法の道を突き進み引き返せなくなって行く。
理想に燃える集団の中にも派閥が出来てしまい山岳ベースでリンチ殺人に発展してしまう。悲しい結末は当事者達には予期できなかったのか。アジトの中でお互いを罵り自己批判を求め、幹部の嫉妬や自己顕示欲の為に犠牲になるメンバー達。
共産主義実現のはずが、いつのまにかリンチ集団と化してしまう。

オヤっと思ったのは、全体会議?では一応合議制になっていたことであった。
幹部が発議し「総括を求める!」と発言すると多メンバーが「異議なし!」と発し議長が採決する。
イメージとしては議長を始めとする幹部達の独裁と思っていた。

ラストのあさま山荘シーンは放水や催涙ガスの使い方は映画らしくリアルであったが、個人的には山岳キャンプ、重信房子についてもっと深く描いて欲しいと思った。

若松監督はどうしてもこの作品を撮る必然性があったのだろう。この映画を撮ることが自分への「総括」なのだろう。

かつてデモがあたりまえのように起きていた時代。政治への不満に対し若者が国民がデモという形で行動した。
今の方が、政治への不満は大きいはずなのに、世間の目を気にし行動を起こさず半分しか選挙にも参加しない国民。

車をひっくり返したり、火炎瓶は良くない。しかしエネルギーは物凄いものがあったと思う。それが覚めシラケの時代が到来し、それが今まで続いているようだ。
来たる様々な選挙で、しっかり自分の意思を表に託すことが市を県を国を変える一番の方法だということをこの映画が改めて教えてくれた。

ハードディスクひっ迫の為、鑑賞後即消去したが、また再放送するみたいだ。DVDに焼いておこう。
★★★★★
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