中国人とイギリス人の混血児で女医のハン・スーイン(ジェニフ ァー・ジョーンズ)は、国民政府の将軍の夫人だったが、良人が共産軍との戦いで戦死してからは、香港の病院で働いていた。ある日、病院の理事長の家でカクテル・パーティが開かれたとき、彼女はアメリカの従軍記者マーク・エリオット(ウィリアム・ホールデン)と知り合った。マークにはシンガポールに妻がいるが、性格が合わないとでもいうのであろうか、夫婦仲は冷たかった。初めはスーインもマークと深入りしないように警戒していたが、何となく彼が好ましく、マークが仕事のためシンガポールに出かけたときなど、いい知れない淋しさに襲われるのだった。やがて、海へ遊びに行ってから、2人は完全な恋人同志になっていた。マークは妻と正式に離婚して、スーインと結婚すると誓った。だが彼の妻は離婚に同意しなかった。スーインはそれを聞いて、マークを優しくいたわるのだった。その後、マークがマカオに出張すると、スーインは理事長の反対を押しきってマカオに向かった。2人の楽しい週末もほんのひとときに過ぎない。朝鮮に戦争が起こったためマークは現地へ急行しなければならなかったからである。スーインは理事長にさからってマカオに行ったことから、病院に勤めることができなくなり、友達のノラの家に寄寓することになった。彼女は毎日マークに手紙を書き、また彼からの便りを読んで淋しさをまぎらしていたが、ある日マークは共産軍の爆撃で帰らぬ人となった。新聞でそれを知ったスーインは、マークと共に永遠の愛を語り合った思い出の町を歩いたが、再び病院に戻り医術に全生涯を捧げようと決心するのだった。
この映画を見たきっかけは、単に香港がロケ地であったという理由からだ。古い映画なので借りる時は乗り気ではなかった。しかし冒頭の古い香港の街並みを車が駆け巡るシーンを見た途端、この映画に引き込まれていったのだった。
悲しい恋の物語であり、よくあるストーリーだが飽きさせないのは主人公2人の演技力と高層ビルが未だなく長閑な香港の風景、共産化が押し寄せる中国の時代背景だろう。
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この映画は単純な恋愛映画ではないと思った。この映画は反戦・反共映画だと。1949年毛沢東による中華人民共和国の建国および国土を吹き荒れる共産化の嵐と恐怖、1950年の朝鮮戦争。製作年が1955年であり1945年から始まった冷戦の真っ只中で作られたこの映画は悲恋に反共のエッセンスを混ぜた反戦映画に思えた。ハン・スーイン(韓素音)は周恩来のドキュメントも書いていることからも、それが窺われる。そしてこの作品はハン・スーインの実話を元に作られたということことが余計胸に染みた。
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そろそろDCキャンペーンも終わりみたいっすけど、どうでした?お客さんがどんどん増えればいいんだけど、なかなかねぇ。この不景気だし。
今年もあと5日。やり残しとかないようにしないとねー。
民主党の提出した衆院解散要求決議案に与党でただ一人賛成した渡辺喜美元行政改革担当相。
日ごろの言動から、ここで党意に従い反対とはしづらいとは思ったが、自分の信念に基づき賛成した姿勢は感動した。TVで映った賛成起立している姿は男らしいと思ったし、イイ顔をしていた。実にすがすがしい。憂国の士の風情が漂っていた。
それを見ていたWKY首相は他人事のようにニヤニヤしていた。行政改革担当相を外された因縁もあるかもしれない。しかしこの勇気が大きなうねりとなって党を国を変えて欲しいものだ。
今、世論調査をしたらWKYより支持率はずっと高いだろう。渡辺さんの来年の動きに目が離せない。
アホな製作費の一部分でも構わないから飢餓に苦しむ子供達に食糧でも物資でも薬でも回ればいいのにと、思う。
世界の飢餓人口
食糧価格が高騰したため、世界の飢餓状況が急速に悪化している。
2007年から2008年にかけて、主に食糧価格の高騰を原因とし、1億1500万人もの人が新たに飢餓に陥り、現在、世界の飢餓人口は10億人近くにまで上っている。世界の全人口のうち、およそ7人に1 人が飢えているということになり、その上、金融危機が拍車をかけ、飢餓人口は今後さらに増えると見られている。
飢餓による死
飢えは未だに世界第1位の死亡原因である。
世界では、飢餓やそれに関連する病気のため、毎日2万5千人が命を落としていて、そのうち、5歳以下の子どもは1万4千人を占める。時間に直すと、6 秒に1人、子どもが飢えを原因として命を落としている。子どもの飢餓は身体的・知的発達の遅れにつながり、さらにその子どもが住む国の経済に大きな損失をもたらす。
飢餓の原因
自然災害、紛争、HIV/ エイズ、食糧価格の高騰等。
今日はクリスマスイブだ。
サンタクロースが本当にいるのなら、飢餓や栄養失調、伝染病等に苦しむ子供たちの所にも行ってプレゼントをそっと置いて行って下さい。
作家・伊坂幸太郎ミステリー小説を森淳一監督が映画化した「重力ピエロ」の完成記念 世界最速試写会&舞台挨拶が東北大学川内萩ホールで開かれた。席に着くや否や午後6時半過ぎから映画が上映された。最初の梅原仙台市長の挨拶は、例のタクシーチケット問題もあり会場が一瞬ざわついたが程よく終わり、いよいよ映画はスタートした。
興味は一点。エキストラで出た自分のシーンが映っているかだった。しかし映画が始まるとそんなことはどうでもよくなっていた。
冒頭から過激な暴力シーンで始まり、一気に映画のストーリーに引き込まれていったからだ。見慣れた街並が次々と映し出され、そこに不可解な落書きが書かれいて、その場所で放火事件が起きる。それを突き止めようとある兄弟が動きだし物語が進む。見どころは小日向文世・鈴木京香夫婦の出会い、加瀬亮と岡田将生兄弟の出生の秘密、名前に隠された意味、、、。中盤になり、渡部篤郎が出る辺りからストーリーは急展開していく。見どころは尽きなかった。
ラストシーンでようやく「重力ピエロ」の意味をわからせるのも、約2時間を飽きさせないように工夫してあり素晴らしい。
全編に貫かれているのは家族愛・兄弟愛・友愛だ。今はやりのキーワード「絆」がテーマであった。久しぶりにいい映画を見た。
映画終了後、会場から自然と湧き起こる万雷の拍手。思わず自分も拍手をしていた。バッチリ映っていた自分のシーンも今思うと大雨の中、4時間待ちして臨んだ当時の記憶が鮮やかに甦り、撮影に参加でき良かったと感慨にふけってしまった。
試写会終了後、監督・出演者・プローデューサー達の舞台挨拶があったが、宮城岩手内陸地震の被害者の方からの手紙が励みになったと述べた女性プロデューサー挨拶がジーンと来た。
そして一番感じたのは鈴木京香の持つオーラというか華やかさだろう。
来年の5月23日から全国でロードショーとのこと。陰ながらヒットを願っています。
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佐野友康 いきなりのご連絡大変申し訳ございません。
私、東京で番組制作をしております㈱メディア・バスターズの佐野と申します。
この度、私どもが制作しております、「世界七大ミステリー」(テレビ東京 4/4放送)の番組内で是非とも当ブログに記載されている写真を一枚だけ使わせて頂きたいと考えております。もし可能でしたら詳細をお伝えし、どういった形で使用するのかを聞き判断していただくのもかまいませんので下記の番号までご連絡を頂けたら幸いでございます。
sano-yasu0910@mbinc.co.jp
あるいは
03-3593-3831(本社直通)
大変お忙しいと思いますが是非ともお力を貸していただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。
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アシスタントディレクター 佐野 友康
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