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アジアの片隅のちっぽけな街、仙台から発信するトニーモンタナの魂の雄叫び。いつか夜の雨が降り出した淋しき街で、言葉に託した熱くたえなるロックンロールを届けます。横道に逸れる者を嘲笑うじゃなく明日、今日よりも少し前に進めれば・・・。
今年、仙台市内でロケが行われ少し参加した映画「苦い蜜」の試写会が一番町に新しく出来たライブハウス「darwin」で行われた。
舞台挨拶では主演の金子昇や元タイガースの森本タローや不良牧師のアーサー・ホーランドや女優の渋谷琴乃、監督の亀田幸則が登場した。挨拶後、彼らも一緒に映画を見る為、場内に残る。

参加するに当たりいろいろ調べたりしたが、情報が殆どなくどんなストーリーだろうかと、とても気になっていた。
撮影の殆どが泉にあるワインスタジオで行われたらしい。
それもそうだ。舞台劇を映画化したというこの映画は、外での映像は殆どなく密室のライブハウスの中での会話が大部分だ。それだけに役者の演技力が重要で台詞回しも長い。

ストーリーとしては、世界に200枚しか残っていないビートルズの4人が白衣を着た表紙のレコードのうち、1枚があるビートルズバーから盗まれる。1年後、14人の関係者がバーに集まり、金子さん演じる探偵が謎を解き明かしていく密室ミステリーである。

開始早々、参加した場面が登場し驚いたが見ている内に話に引き込まれていくのがわかる。
見ながら、頭の中を整理しないと付いていけなくなる場面も少々。こういうタイプの映画は初めての経験で、舞台劇を見ている錯覚に陥るような気もした。役者さんは皆、個性ある登場人物をうまく演じ飽きを来させなかった。

その中で異彩を放ったのが、マスターの友人役のアーサー・ホーランドだ。革ジャンにタトゥー、バイクに跨り伝導する牧師さんらしい。
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(2002/08)
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豹柄シャツで現れた彼は9,000円で買った革ジャンを25万円かけてデコレイトしたとの事。いやはや何とカックイイ牧師さんだ。
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宮城県出身の若松孝二監督作品「実録 連合赤軍」を観た。以前WOWOWから録りだめしておいた中の1本だ。じっくり見たいと思っていたのでなかなか見なかった。イデオロギーは別として自分の中でもあの時代が幼心に鮮明に心に焼き付いているので大事にしたかった。仙台駅前や近所の東北大学構内でしばしば行われていたデモは今でもたまに思い出す。

日本赤軍の黒幕と言われた若松監督。彼が撮るとどうなるのかも楽しみだった。

内容はリアルそのもの。永田洋子や森常夫は無機質の中に人間の嫌な部分が上手に描かれていたり、M作戦や山岳キャンプ等忠実に再現されているようで、成程とうならされた。

配役もさらぎ徳二役の佐野史郎、遠山美枝子役の坂井真紀ぐらいしか知らないなと思いきや全員がオーデションで選ばれたらしい。監督の盟友、原田芳雄がナレーションだ。
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かつて理想を実現させるため、日本を変える為蜂起した集団は、合法ではなく非合法の道を突き進み引き返せなくなって行く。
理想に燃える集団の中にも派閥が出来てしまい山岳ベースでリンチ殺人に発展してしまう。悲しい結末は当事者達には予期できなかったのか。アジトの中でお互いを罵り自己批判を求め、幹部の嫉妬や自己顕示欲の為に犠牲になるメンバー達。
共産主義実現のはずが、いつのまにかリンチ集団と化してしまう。

オヤっと思ったのは、全体会議?では一応合議制になっていたことであった。
幹部が発議し「総括を求める!」と発言すると多メンバーが「異議なし!」と発し議長が採決する。
イメージとしては議長を始めとする幹部達の独裁と思っていた。

ラストのあさま山荘シーンは放水や催涙ガスの使い方は映画らしくリアルであったが、個人的には山岳キャンプ、重信房子についてもっと深く描いて欲しいと思った。

若松監督はどうしてもこの作品を撮る必然性があったのだろう。この映画を撮ることが自分への「総括」なのだろう。

かつてデモがあたりまえのように起きていた時代。政治への不満に対し若者が国民がデモという形で行動した。
今の方が、政治への不満は大きいはずなのに、世間の目を気にし行動を起こさず半分しか選挙にも参加しない国民。

車をひっくり返したり、火炎瓶は良くない。しかしエネルギーは物凄いものがあったと思う。それが覚めシラケの時代が到来し、それが今まで続いているようだ。
来たる様々な選挙で、しっかり自分の意思を表に託すことが市を県を国を変える一番の方法だということをこの映画が改めて教えてくれた。

ハードディスクひっ迫の為、鑑賞後即消去したが、また再放送するみたいだ。DVDに焼いておこう。
★★★★★

常盤貴子とレスリーチャンのラブストーリ+アクション映画だが、作りに無理があったようだ。
ラブストーリーなのかアクション映画なのかどっちつかず感が否めなかった。
見どころは香港の景色とレスリーチャンと姉役の女優くらいだろうか。
主題歌の森高千里の歌も合わない。哥哥(お兄さん)ことレスリーが何故この映画に出たのかも謎だ。
満を持して雨の中、ツタヤに借りに行ったのに、、、。
★★★☆☆

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【2009/04/25 21:59】 | 映画
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中国人とイギリス人の混血児で女医のハン・スーイン(ジェニフ ァー・ジョーンズ)は、国民政府の将軍の夫人だったが、良人が共産軍との戦いで戦死してからは、香港の病院で働いていた。ある日、病院の理事長の家でカクテル・パーティが開かれたとき、彼女はアメリカの従軍記者マーク・エリオット(ウィリアム・ホールデン)と知り合った。マークにはシンガポールに妻がいるが、性格が合わないとでもいうのであろうか、夫婦仲は冷たかった。初めはスーインもマークと深入りしないように警戒していたが、何となく彼が好ましく、マークが仕事のためシンガポールに出かけたときなど、いい知れない淋しさに襲われるのだった。やがて、海へ遊びに行ってから、2人は完全な恋人同志になっていた。マークは妻と正式に離婚して、スーインと結婚すると誓った。だが彼の妻は離婚に同意しなかった。スーインはそれを聞いて、マークを優しくいたわるのだった。その後、マークがマカオに出張すると、スーインは理事長の反対を押しきってマカオに向かった。2人の楽しい週末もほんのひとときに過ぎない。朝鮮に戦争が起こったためマークは現地へ急行しなければならなかったからである。スーインは理事長にさからってマカオに行ったことから、病院に勤めることができなくなり、友達のノラの家に寄寓することになった。彼女は毎日マークに手紙を書き、また彼からの便りを読んで淋しさをまぎらしていたが、ある日マークは共産軍の爆撃で帰らぬ人となった。新聞でそれを知ったスーインは、マークと共に永遠の愛を語り合った思い出の町を歩いたが、再び病院に戻り医術に全生涯を捧げようと決心するのだった。




この映画を見たきっかけは、単に香港がロケ地であったという理由からだ。古い映画なので借りる時は乗り気ではなかった。しかし冒頭の古い香港の街並みを車が駆け巡るシーンを見た途端、この映画に引き込まれていったのだった。


悲しい恋の物語であり、よくあるストーリーだが飽きさせないのは主人公2人の演技力と高層ビルが未だなく長閑な香港の風景、共産化が押し寄せる中国の時代背景だろう。





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この映画は単純な恋愛映画ではないと思った。この映画は反戦・反共映画だと。1949年毛沢東による中華人民共和国の建国および国土を吹き荒れる共産化の嵐と恐怖、1950年の朝鮮戦争。製作年が1955年であり1945年から始まった冷戦の真っ只中で作られたこの映画は悲恋に反共のエッセンスを混ぜた反戦映画に思えた。ハン・スーイン(韓素音)は周恩来のドキュメントも書いていることからも、それが窺われる。そしてこの作品はハン・スーインの実話を元に作られたということことが余計胸に染みた。

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【2008/12/30 00:00】 | 映画
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前半はコメディタッチのサクセスストーリーだが、後半はシリアスで悲劇的な展開という構成。



第71回アカデミー賞 で7部門にノミネートされ、そのうち主演男優賞 、作曲賞 、外国語映画賞 を受賞した。
あらすじ:第二次世界大戦 前夜の1939年 、ユダヤ系 イタリア人 のグイドは、叔父を頼りに友人とともに北イタリアの田舎町にやってきた。陽気な性格の彼は、小学校の教師ドーラと駆落ち同然で結婚して1児をもうける。しかし戦時色は次第に濃くなり、北イタリアに駐留してきたナチス・ドイツ によって、3人は強制収容所 に送られてしまう。母と引き離され不安がる息子に対し、グイドは嘘をつく。「これはゲームなんだ。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち。勝ったら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ」

もう1日我慢すれば、ドイツの敗戦により釈放されるのに、妻を助けようとし飛び出したところドイツ兵に見つかり射殺されてしまう。

どんなに辛い状況でもいつ殺されるかも分からない状況でも、子供を心配させない為、子供を守るためにとても楽しそうに明るく、これは楽しいゲームなんだとウソをつき、連絡も取れない奥さんにさえも、なんとか心配させないように必死に頑張る主人公。自分だって不安でしょうがないだろうに。

普段はふざけてるような主人公、いざとなると、とてもカッコイイ。これが男らしいと言うべき姿だと思った。

前半と後半の差もすごい。笑いあり涙ありの素晴らしい作品だ。 最後に本当に戦車が現れ乗せてもらうシーン、母との再会シーンも感動的だった。

いやな事、つらい事があると塞ぎこんでしまうなんてアホらしい。そういう時こそ明るくなろうと思った。


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【2008/08/31 00:00】 | 映画
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